エゴマ(荏胡麻)はシソ科の一年草。この辺りでは「ジュウネン」と呼んでおり、食べると十年長生きできるという謂れから。エゴマ油は種子から絞った油で、食用に、人体に不可欠な必須脂肪酸であるα-リノレン酸を、他の食用油に比べ類を見ないほど豊富に含んでいることから、健康によいと注目されています。また乾性油なので防水性を持たせる塗料として油紙、番傘などにも使われます。
よったりの会~南会津は只見町(生物圏保護区世界ネットワークに指定)豊かな自然を満喫、美味しい長寿そば『大倉前沢そば』など、はじめて来たのにどこか懐かしい町です。
前沢曲家集落のはじまりは、文禄年間(1592年~1595年)に、只見川流域を拝領した横田城主・山内氏勝の家臣である小勝入道沢西という人が、主人・氏勝が滅んだのちに当地に移り住んだとされ、「中世に会津武士が拓いた集落」として地元の人々に言い伝えられています。そばの名産地として知られる南会津全域の中でもとりわけそばの栽培に適した気候であるとも言われています。
只見駅から車で10分程度の所にある奥会津の温泉、標高600mほどの高原に位置している季の郷湯ら里(ときのさとゆらり)大倉前沢そばの生産地からは、ウオーキングと思えば歩いても行けるくらいの場所にあります。森林浴と温泉浴をゆっくりと楽しめます。
只見駅近くにある山六食堂、「かもざるそば」お蕎麦は山芋をつなぎに使っているそうで、鴨のダシが効いたそば汁にからんで美味しいです。
山芋をつなぎに使うのは只見地方では一般的で他の南会津では見られない特徴となっているようです。
お蕎麦以外にもラーメンやカツ丼など只見の大衆食堂になっています。先ずはせっかく来たらマトン定食も一度は食べなきゃ損!
只見町では昭和30年代に日本有数の重力式コンクリートダムとなる田子倉ダムの建設が始まり、当時約3万人の労働者が働いていました。
ダムの建設は重労働。そこで、力仕事をしている労働者たちにスタミナをつけてもらいたいと、ある一軒の精肉店がマトンをオーストラリアから輸入し、独自に調合したタレを付け、店の前で七輪で焼いてふるまいました。
安価でボリュームも栄養もたっぷりなマトンを、ごはんがすすむ味付けのタレでこんがり炭火で焼き上げた只見町のソウルフードはこうして誕生し、たくさんの労働者を支えることになりました。
今でも只見町では家族や仲間が集まると味付マトンで焼肉をする習慣があるそうです。バーベキュー用の炭火焼きコンロがほとんどの家庭にあるほどお馴染みのメニューだそうです。
マトンはココにあります
会津只見考古館は只見町「大倉」という所にあり伊南川の段丘に位置し、縄文時代後期から弥生時代中期にかけて集落があり窪田遺跡といわれてます。この史跡を保存するため考古館が建設されました。竪穴式住居や縄文、弥生の土器などが展示されている博物館で、夏休みなどには土器作りの体験イベントが行われます。