≪SOBA体に良い≫ 古くは縄文時代から食べられてきたとされている、そば。
はじめは、そば粉を練って団子状にした「そばがき」のような食べものだったのが、江戸時代になって現在の形になったと言われています。
つるつるっと食べやすいざるそばは、暑い夏にはもってこい。
なんとなくヘルシーなイメージのあるそばですが、実は疲労回復や二日酔い予防など、私たちをパワフルにサポートしてくれる心強い食材なのです。
●疲労回復
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不足すると、疲労や体力低下、食欲不振、イライラを招いてしまうビタミンB1・B2。
そばにはこのビタミンB1・B2が米や小麦の2?3倍も多く含まれています。
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また、代謝を促進し、食べたものをエネルギーに変える手助けとなるパントテン酸が白米の4倍も含まれており、これも疲労回復に貢献してくれる成分です。
さっぱりとした味ながらもスタミナをつけてくれる、夏の疲れた体にうれしい食べ物だったのですね。
●二日酔い予防にも
つらい二日酔いですが、肝臓が解毒の作業を続けるためには良質なたんぱく質が不可欠です。
そばにはたんぱく質が豊富に含まれており、その含有量は穀類の中でもトップクラス。
二日酔いを引き起こすアセトアルデヒドやアルコールの分解を助ける、パントテン酸やナイアシンなどの成分も、しっかりそろっています。
また、ビタミンの一種であるコリンは、アルコールを飲んだ時に肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ働きがあり、脂肪肝や動脈硬化を予防する効果があります。
さらに、消化を助けてくれるアミラーゼやリパーゼなどの酵素も含まれていて、消化が良く胃にもたれにくいので、お酒を飲んだ後にはぴったり。
どうやら「シメのラーメン」はやめて、「シメのそば」に替えたほうがよさそうですね。
●生活習慣病を予防
その他にも、そばには便秘解消に効果的なたっぷりの食物繊維や、ウイルスに強いカテキン、豊富なミネラルなどを含みます。
ポリフェノールの一種であるルチンは、毛細血管を強化し、血圧や血糖値を下げ、すい臓機能を活性化する働きがあります。
動脈硬化や糖尿病、脳梗塞など、生活習慣病の予防に優れた力を発揮してくれる成分なのです。
このルチンはビタミンCと同時に摂取するとさらに効率的に働くので、野菜や果物と一緒に食べるといいでしょう。
●そば湯も忘れずに
中国医学においてそばは、体の余計な熱を取り除き、胃を健やかにすると言われています。
冷たいざるそばが夏には食べやすいのですが、胃を冷やしすぎれば食欲不振や消化不良を招いてしまいます。
そこで飲んでほしいのがそば湯。
そばのゆで汁であるそば湯には、そばから栄養が溶けだしています。
栄養を逃さない意味でも、体を冷やしすぎないためにも、最後のそば湯はぜひ楽しみたいものです。
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